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★振られたとき、脳に起こること

フィッシャー、ブラウン、アロンが共同で行った研究では、恋人に振られたばかりの若い男女40人を対象に、元恋人の写真を見せた。すると、脳内の
・身体的苦痛
・強迫行動
・リスク引き受け
・怒りのコントロール
の領域が活発になった。

さらに、恋人に振られた人は、普段からこれらの領域が活発になりやすく、しかも自分を捨てた相手に強く心を惹かれていることがわかった。

振られた現実に適応するメカニズムとして、傷ついた痛みを避けるために、もう一度恋人の気持ちを自分に向かせようとするのだ。

★恋人に振られると、脳はむきになって相手を追いかけようとする。

自分を捨てた恋人の写真を見てもうひとつ活発になるのは、「幸せホルモン」であるドーパミンのシステムだ。だが、振られた現実があるわけで、ドーパミンは減少し、かわりに気分を落ち込ませ、免疫の働きを弱めるような化学物質がたくさん分泌される。

★そのため、恋人に去られた人は病気になりやすい。

この状態から抜け出してホルモン分泌が正常になるには、だいたい★★交際した期間1年につき1ヶ月かかる。★★

交際期間が2年間だったときは、立ち直るのに2ヶ月かかる。
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★★結婚を前提としたカップルの79%は無事ゴールインするが、結婚生活が10年以上続くのはわずか18%★★

 イタリア ピサ大学のドナテッラ・マラツィッティは、セロトニンと強迫性障害の関係を研究した。脳内のセロトニンが減少すると、攻撃性や強迫症状、うつ状態や不安が高まる。

 強迫性障害の患者と恋をしている人には共通点がある。ものや人に強く執着していて、それがおかしいと思っているのにやめられない。これらの人々はセロトニンが標準より約40%少ないことがわかった。

 さらに、その「恋に夢中」の人たちを12~24ヵ月後に再度測定したら、交際は続いているのに、セロトニン量は標準に戻っていた。

 恋人達は、「この愛は永遠に」と誓い合うけれど、ホルモンにそんなつもりはないらしい。

 自然の摂理は偉大で、種の目標である子孫作りを達成するためにホルモン量をうまく調節している。

 イタリアのパビア大学のエンツォ・エマヌエレらは、神経栄養因子と恋愛の関係を調べた。
すると、恋にのぼせ上がっている人は、血液中に含まれる神経栄養因子の量が標準を大きく上回っていて、恋愛感情が強くなればなるほど量が増えていた。ところがこれも12~24ヵ月後には普通に戻ったという。

 一方、ニューヨーク ストーニーブルック大学のアーサー・アロンらが2008年に発表した研究では少し希望がある。
 20年間連れ添ったカップルと、できたてほやほやの恋人達の脳スキャン画像を比較したのだが、20年越しのカップルのうち10%は、恋人達と同じ脳の部分が活発だった。でも、残り90%は、最初のホルモン噴出が終わった後、何か別の要因が無いと関係が続かない。
女性の脳のスキャン

 女性が男のよしあしを評価するときに活発になるのは、記憶と結びついた領域だ。男の行動をすべて覚えておこうというのが女の戦略である。

 男を見ると、自分の記憶の中から、男に似た男性のデータベースを検索し、人物像を作り上げようとする。記憶データを総動員して、目の前にいる男性がパートナーに適しているかどうか判断する。

 男は、終始女の外見的特長をひたすら見るだけ。女が昔言われたことを決して忘れないのも、男が通りすがりの女に色目を使うのもこれで納得がいく。
8 脳スキャン

恋をしている脳と、コカイン依存患者の脳をスキャンしたら、感じている部分はほとんど同じだった。

いろいろな研究の結果、恋をすると、脳の中の腹側被蓋野で作られたドーパミンが尾状核に流れ込んでいた。尾状核はもっとドーパミンをくれと信号を返し、ドーパミンがどんどん増え、幸福感が高まる。

★愛とは脳内の「幸せホルモン」が何種類か混ざってできたカクテルみたいなもの。このカクテルを飲みすぎてくせになった人を、俗に「セックス狂い」と呼ぶ。

 恋愛中に活発になる場所は、男女で違う。
 女性は、尾状核、中隔野(快楽中枢)、後頭頂皮質(視覚や記憶)
 男性は、視覚皮質、性衝動を高める領域等が含まれていた。
また、男性がエロ動画を見ているときは視床下部と扁桃が活発になるが、恋愛をしているときに活発になる部分はおとなしい。
★どうやら、恋をしているときと、性欲が高まっているときとでは、男性の脳ではまったく異なる部分が活発になっている。

 男は、女を見ると、視覚を駆使してセックスできるかどうか、子供を産めるかどうかを品定めし、女は、過去の記憶を総動員して男の性格を分析し、長期的なパートナーになれるかどうかを判断する。
 使われる脳内の領域が違うので、愛とセックスはやはり別物なのだ。

 男性は魅力的な女性を見ると、脳内の視覚を刺激する部分とペニス勃起をコントロールする部分が活発になった。そして、この2つが活発なときは、道徳的な判断をする領域がおとなしくなっている。

★3歳の坊やがお風呂で自分の玉袋をしげしげと眺めていた。
「ママ、ぼくの脳みそってこれなの?」
「今はまだ違うわよ。」
とママは答えた。

若くて健康な女を見つけると男はすぐセックスしたくなる。視覚情報はストレートに脳に届き、ただちにホルモンの分泌を促す。こうなると合理的な思考など吹っ飛んでしまう。ペニスが脳に勝つ瞬間だ。

★「神は男にペニスと脳をお与えになったけれど、2つ同時に動かせるだけの血液は与えなかった。」(アメリカの俳優 ロビン・ウィリアムズ)
6 恋をすると周りが見えなくなる理由

  イギリス国立依存症センターのジョン・マースデンは、恋の依存症がコカインやスピードに近いことを突き止めた。そうやって互いに夢中になっている間に、強い絆が結ばれて離れられなくなるのだ。
  恋に落ちるときの脳内の化学変化は、薬物と共通点がある。

  恋に落ちた人におきるさまざまな変化は、俗に「恋わずらい」と呼ばれる。食欲が無い、眠られない、好きな人の名前を一日に何度も呼ぶなど、繰り返し行動が目立つ。
  これは、体内のセロトニンが減りオキシトシンが増えているためだ。神経伝達物質のセロトニンは意識のレベルを上げ、周囲の状況への感受性を鋭くし、充実感をもたらしてくれる。
  また、体内のオキシトシン量は、もともと男性より女性の方が30%ほど多い。そのため、女は恋に夢中になって周りが見えなくなる。その愛着がときに病的なまでの相手に対する執着となる。

  ★「恋愛、それは種の存続を達成するために仕掛けられた卑劣なわなだ」(サマセット・モーム)

7 脳スキャンで発覚したドラッグ性

  fMRI(機能的磁気共鳴画像)やMEG(脳磁図)といった技術の登場で、頭蓋骨を切り開かなくても脳の活動が観察可能となった。
  ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの神経生物学者バーテルズとゼキは、恋人ができたばかりで「完全に舞い上がっている」若い男女を対象に実験した。
  彼らが恋人と親友の写真を見たとき、脳の活動パターンは明らかに違った。
  恋人の写真を見たときに活発になるのは、「幸せホルモン」であるドーパミンの受容体が集中している領域だった。ドーパミンとノルアドレナリンが増えると、注意力や短期記憶の能力が高くなり、活動過多や不眠になって目的達成のためにがんばろうとする。
  これは、コカインでハイになった人の脳と大きな違いは無かった。
5 男と女がくっつくとき、ホルモンはこうなっている。

セックスしたい衝動を引き起こすテストステロンは、男が女性より10から20倍多い。
男の性衝動が急激で強烈で、毛深くて、力が強く、攻撃的で、すぐに発情するのもこれが原因である。

一方、女性はオキシトシンが多い。「抱きしめホルモン」の異名を持つ。男女とも多く分泌するが、男性は勃起した途端にオキシトシンが減ってしまう。セックスの後、女性は抱きしめられるのが大好きだが、男がそそくさとベッドを出るのはそのためだ。

アライアント国際大学(サンフランシスコ)組織心理学部のレベッカ・ターナーの2006年の研究によると、人と人が強い感情で結ばれるとき、オキシトシンが接着剤の役割を果たしている。
大好きな人と一緒にいると胸が熱くなるのはオキシトシンのしわざである。また、恋に落ちたときのオキシトシンは女性の方が多い。

「男と女の違いは?
女はこまごまとした欲求を全部ひとりの男にかなえてもらおうとする。
男はたったひとつの欲求をたくさんの女にかなえてもらおうとする。」

デヴィッド・パスの研究から、恋に落ちた直後では、男性のテストステロン濃度は下がり、逆にオキシトシン濃度が上がる。これは恋人との結びつきをできるだけ早く強固にするためだ。
男はやさしさにあふれ、物腰が柔らかく穏やかになり、大らかになる。一方、女性は恋人ができたと感じた瞬間からテストステロン濃度が上がってセックスに積極的になる。そのため男も女も性欲が同じだと誤解されかねない。しかし、この状態はせいぜい3~9ヶ月ぐらいしか続かず、それ以降の男女の性欲は「初期設定」に戻る。男は女がセックスに飽きたと感じ、女は男がセックス狂いになったと思い込んで、多くの恋はここで終わる。
3 一目惚れは科学的に分析されている。
  一目惚れという現象は科学的にメカニズムが解明されていて、ヒト以外の多くの動物で起こることがわかっている。

  一目惚れをしたときのあなたの脳には、ドラッグでもやったかと思うほど大量のドーパミンとノルアドレナリンが流れ込んでいる。

  ハタネズミのメスにオスの尿の匂いをほんの少しかがせるだけで、メスの脳では人間とまったく同じことが起こる。ドーパミン等が大放出し始めるのだ。
  発情期のメスの羊にオスの画像を見せただけで脳内のノルアドレナリン濃度が急上昇したという実験結果もある。

  この変化は数秒から数分で終わるが、人間だけは数ヶ月、数年も続くことがある。

  一目惚れが科学的な現象であることは科学の世界では常識になっている。

  死や戦争の脅威が無い平和な社会では、種を存続させていくうえでいちばん効率が高く最適な方法が「性欲」「恋」「愛着」なのだ。

4 性欲アゲアゲのホルモンとは
  性欲が高まって肉体的な満足がほしくなるのは、テストステロンやエストロゲンといった性ホルモンのしわざだ。
  
  脳では、2つの場所が活発になる。
  視床下部という、で飢えや渇きといった生命にかかわる欲求をコントロールするところ
  扁桃は、覚醒や興奮と深くかかわっている。

  性欲が高まっているときに大量に分泌されているドーパミンは、テストステロンの生成を促し、テストステロンは初めて会った相手に激しくそそらせる。

  2006年シカゴ大学での実験では、見知らぬ女性と世間話をするだけで男性のテストステロン濃度は30%も高くなった。既婚男性や子供を持つ男性はテストステロン濃度が独身男性ほど高くならなかった。

  セックスしたいという欲求や衝動は、当然のことながら子孫を増やし、ヒトという種を存続させるために進化してきた。
  ヒトの女性の妊娠・出産サイクルは1年に1回だけで、多くの場合1度に一人の子供しか産むことができない。恋愛だのにうつつを抜かしていられない極限状態でもセックスへの衝動だけはぜったいになくならない。さもないと、人類はあっという間に絶滅するだろう。戦争や災害といった生命が脅かされる非常事態には、何としても子孫を残さねばという危機感にあおられて、見知らぬ男女がセックスすることもある。

  要するに、一目惚れも性衝動も、手っ取り早くセックスして生殖を成功させるための行動なのだ。